ここ数年はピッキングによる不正解錠が急増していますが、古くからある

バール等による “こじ開け(破壊解錠)” もあとを絶ちません。

簡単にピッキング出来ない特殊シリンダーが普及してきた事も、こじ開け

が増えている要因の一つかもしれません。

下の写真をご覧下さい (錠前は MIWA LA です) 。

右の写真は、左の写真のカンヌキ部分のアップです。

ドアと枠の隙間から錠前のカンヌキが、ハッキリと見えていますね。

この状態でドアと枠の隙間は3mmあるのですが、これ以上の隙間があるとバール

等の先が簡単に入ってしまうので、こじ開けられやすくなってしまうのです。


こちらで紹介する“防犯プレート”は取付可能な錠前機種 及 扉の厚さが限定

されますが、対応している錠前ならばプラスドライバー1本で取り付けが可能です。

防犯プレート 対応錠前 防犯プレート 対応扉厚
MIWA LA・MA 36mm / 40mm
MIWA LD 36mm / 40mm
MIWA HM 36mm / 40mm

上記の錠前で、扉の厚みが36mmもしくは40mmであれば、プラスドライバー

1本で取付けが可能です。


*防犯プレート取付手順*


こちらが防犯プレート取付前と取付後の写真です。

取付け前 取付け後


従来品とは、どこが違う?

従来のプレート類との最大の違いは、T型構造にあります。

左から、平型L型防犯プレート(T型)

従来のプレートはL型もしくは平型になっていて、確かにカンヌキは見えなくなります

がバール等の力技には強度的に今一つ弱いのです(ここでは詳しい方法は、省略

させていただきます。防犯の為のホームページですので・・・)。私達も、L型・平型

プレートが付いていたにも関わらず、バールでこじ開けられた現場を何度も見て

きました。

しかしこの防犯プレートは形状をT型にする事で、バール等による曲げに対する

強度がかなりアップしています。


物理的に取付不可能でなければ、ピッキングが非常に困難なシリンダーへの交換と

この防犯プレートの組合せは泥棒対策としてはかなり有効な手段ではないでしょうか。


また錠前の機種を問わず、扉に穴を開けて取付ける長さ400mmのタイプもあります。

(標準の防犯プレートは長さ200mmです)

防犯プレート 400mm 取付けビス穴位置 上 取付けビス穴位置 下

(上記写真の錠前は、MIWA LA です)